個室の空気と、空いている部屋の空調
カラオケの個室は、人数のわりに狭く、扉を閉めて長時間使われます。空気がこもるのは分かっていても、何 ppm なのかは誰も知りません。そして使われていない部屋の空調は、たいてい止まっていません。どちらも、部屋ごとに測ればすぐ数字になります。
図の数値は想定値
現場の困りごと
カラオケ・アミューズメントでよく聞く 3 つ01
個室の空気がこもるのは分かっているが、数字がない
狭い個室に長時間、扉を閉めて使われます。換気の能力は設備で決まっていますが、実際に何 ppm まで上がっているかを知っている店はほとんどありません。苦情が出てから扉を開ける、という対応になります。
この画面で分かること個室ごとの CO2 と温湿度を連続で記録します。満室の時間帯にどこまで上がるかが分かり、換気を強める時刻と部屋が決まります。
02
空いている部屋の空調が止まっていない
退室から次の客まで、照明も空調もそのままという運用が珍しくありません。部屋数が多いほど、誰も確かめに行けません。
この画面で分かること在室の判定と空調の運転を並べます。「空室なのに動いている」部屋と、その延べ時間が積み上がります。
03
近隣への音が、苦情が来てから分かる
深夜帯の音は、出てしまってからでは対応が後手に回ります。どの時間にどれだけ出ていたのかの記録がないと、説明もできません。
この画面で分かること敷地境界の騒音レベルを時刻つきで記録します。苦情があった時間の実測値を出せます。
測れるもの・測れないもの
先にここをはっきりさせます喫煙専用室の技術的基準(出入口の気流 0.2 m/s 以上)は測れません。風速を測る機器は当社の取扱にありません。差圧を測って室内が負圧に保たれているかを常時監視することはできますが、法定基準の代わりにはなりません。基準の確認は、定められた方法で行ってください。考え方はビルの差圧(煙突効果)のページで扱っています。
個室の中の会話・映像は扱いません。在室の判定は人感と CO2 で行い、誰がいたか、何を話したかは分かりません。カメラもマイクによる録音も使いません。騒音センサーが出すのは音の大きさの数値だけで、音声は記録しません。
騒音の専用画面はまだありません。敷地境界や店内の騒音レベルは測れますが、いまは温湿度の画面に数値として並べる形になります。専用の画面が必要であれば、Step 1 で作ります。
設置の条件
店舗で先に確認すること- 個室のセンサーは、扉の近くと吹き出し口の正面を避けます。扉の開け閉めと空調の風が直接当たる場所では、部屋の空気ではなくその瞬間の風を測ることになります。
- 手が届く高さに置かない工夫が要ります。個室は人の密度が高く、機器が触られやすい場所です。壁の上部や天井付近に貼ります。
- 在室の判定は、人感と CO2 を組み合わせます。人感だけだと、座ったまま動かない時間を空室と誤判定します。CO2 の上がり方と合わせると安定します。
- 騒音の測点は敷地境界に置きます。どの位置で測るかで値が変わるため、苦情の出ている方向に合わせて決めます。屋外に置く場合は防滴と取り付けの方法を先に確認します。
- ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。個室が並ぶ構造は壁が多く、電波が通りにくい場所です。必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
使う機器
電池式・貼り付けで、営業を止めずに置けますMilesight AM307 × 6〜(個室の CO2・温湿度・人感)Milesight WS202 × 6〜(在室と照明の消し忘れ)Milesight WS302 × 1〜(敷地境界・店内の騒音レベル)Milesight CT303 × 3(空調・照明・その他の系統)Milesight EM300-TH × 2(受付・機械室)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)
AM307・WS202・WS302・CT303・EM300-TH・UG65 は技適取得済みです。センサーは電池式で貼るだけです。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
関連する画面
この構成で組み合わせる既存のデモです御社の店舗でも、個室の空気を測ってみませんか
個室の数と広さ、喫煙室の有無を教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。
