収蔵庫の湿度が、1 日でどれだけ動いているか

温湿度は測っているが、記録は自記温湿度計の紙か、月に一度の読み取り。開館前後の変動や、空調が止まる夜間の動きは残っていない。所蔵品にとって問題になるのは瞬間の値より変動の幅と時間ですが、それを見るには連続した記録が要ります。

図の数値は想定値
美術館 1 階(真上から見た図)— 展示室 2・展示ケース・前室・収蔵庫 展示室 1 展示ケース 展示室 2 エントランス 前室 収蔵庫 機械室 直近 30 日の変動(最大 − 最小)収蔵庫 湿度の幅12.4 ポイント展示ケース 湿度の幅4.1 ポイント展示室 1 温度の幅3.8℃前室 湿度の幅18.6 ポイント

① 自記温湿度計の紙を、月に一度まとめて見る

現場のイメージ(イラスト・数値は想定値)— 紙の記録 → 展示室と収蔵庫に設置 → 開館と夜間の変動 → 30 日の幅

現場の困りごと

館の現場でよく聞く 3 つ
01

自記温湿度計の紙を、月に一度まとめて見る

その月に何が起きたかは分かっても、起きている最中には気づけません。紙の交換を忘れれば、その期間の記録はありません。

この画面で分かること温湿度が 10 分ごとに残り、管理の目標を外れたらその場で知らせます。月報は CSV と PDF で書き出せます。
02

空調が止まる夜間と休館日の動きが分からない

省エネのために夜間に空調を落とすと、朝まで湿度が動きます。どれだけ動いているのかを知らないまま、運転時間だけが議論になります。

この画面で分かること夜間と休館日の変動が、そのまま記録に残ります。運転時間を変えたときの影響も、前の週と比べて確かめられます。
03

収蔵庫と機械室の漏水は、見つけたときには手遅れ

配管やドレンからの水は、床を伝って収蔵品のある場所まで届きます。巡回の間隔が空くほど、気づくのが遅れます。

この画面で分かること漏水は検知した時点で通知します。収蔵庫の前室・機械室・配管の下など、水が出る場所に先回りして置きます。

目標値は館の方針に合わせます

一般的な目安はありますが、資料ごとに違います
「20℃ 前後・相対湿度 55% 前後」は、よく参照される一般的な目安です。ただし適切な値は資料の材質と、これまで置かれてきた環境によって変わります(金属・紙・木・漆・染織でそれぞれ異なります)。画面の管理範囲は、館の保存方針と学芸の判断に合わせて設定します。デモの値をそのまま当てはめることはしません。
照度と紫外線は測りません。展示照明の照度や紫外線量を測る機器は、当社の取扱にありません。測るのは温度・湿度・露点・漏水・電力です。
瞬間の値より、変動の幅と時間が残ります。同じ平均値でも、1 日に 15 ポイント動いている収蔵庫と、2 ポイントで収まっている収蔵庫は意味が違います。この画面は後者を見分けるために使います。

設置の条件

館で先に確認すること

使う機器

電池式・貼り付けで、展示を止めずに置けます
Milesight EM300-TH × 6〜(展示室・展示ケース・収蔵庫・前室・機械室)Milesight EM300-SLD × 2〜(収蔵庫の前室・機械室・配管の下)Milesight AM307 × 1(任意。展示室の CO2 と来館の目安)Milesight CT303 × 1(任意。空調の系統別の電力)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)

EM300-TH・AM307・CT303・UG65 は技適取得済みです。センサーは電池式で、貼るか置くだけです。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

関連する画面

この構成で組み合わせる既存のデモです

収蔵庫の 1 日の動きを、見てみませんか

展示室と収蔵庫の広さ、空調の運転時間を教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。

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