コンビニの多店舗管理(本部ビュー)
20 店舗を本部から 1 画面で見る想定です。店舗ごとに画面を開くのではなく、どの店舗から手を付けるかとその理由を決めるための画面です。冷蔵・冷凍ケースの逸脱、店内 CO2、売場面積あたりの電力量、センサーの通信状態を同じ列で並べ、要対応から順に出します。
本部の困りごと
店舗運営部・設備担当からよく伺う 3 つどの店舗が異常かを横並びに見られない
店舗ごとの状態は電話とメールで集まります。連絡が来るのは店長が気付いてからで、気付かない日はそのまま過ぎます。異常のある店舗を見つけるより先に、巡回の予定が埋まります。
件数だけ増えて、順番が決まらない
20 店舗ぶんのアラートを全部出すと 1 日で数十件になります。そのほとんどは除霜や扉開放による一時的な上昇で、対応は要りません。全部出すと、本当に行くべき店舗が埋もれます。
1 店舗だけ見ていては気付けないものがある
冷蔵ケースの霜や扉パッキンの劣化は、庫内温度を基準内に保ったまま電力だけを増やします。アラートは出ないので、その店舗の画面を見ても分かりません。
ダッシュボード
20 店舗(5 エリア)を 1 画面に仮想の現場: 24 時間営業のコンビニ 20 店舗(首都圏 6 / 関西 4 / 中部 3 / 九州 3 / 北海道・東北 4)。1 店舗あたりセンサー 9 台で、売場面積は 106〜162 ㎡。9/24 の 1 日を 0:00 から再生します。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。
- 全店サマリー: 要対応 / 注意 / 正常の店舗数、本日のケース逸脱、未対応、全店の電力量、通信なしの機器
- 店舗一覧: 要対応から順に並び、行をクリックで店舗の詳細。要対応は理由つき
- エリア別の集計と、売場面積あたりの電力量(kWh/㎡)で 20 店舗を比較
- 対応キュー(理由・経過時間・次の一手)と、全店のアラート
解説のないダッシュボードだけの画面で開きます。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。
2 つの画面の使い分け
見たい粒度が違うので分けています同じ 1 日(9/24)の同じデータを見ています。A 店は両方の画面に出てくるので、本部で見つけた店舗をそのまま 1 店舗の画面で掘れます。
多店舗で増えるもの・増えないもの
1 店舗の構成に何を足すか| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 機器 | 店舗数に比例 | 1 店舗あたりの構成は 1 店舗のページと同じ(ケース温度 5 · CO2 1 · 電力 CT 3 系統 · ゲートウェイ)。本部ビューのために店舗側へ足す機器はありません |
| クラウド | 増設なし | 同じクラウド(PostgreSQL + TimescaleDB)に店舗を足していきます。10 分周期・1 店舗 9 台なら、店舗数が 2 桁のうちは構成を変える必要はありません |
| 画面 | 20 店舗までは 1 画面 | それ以上はエリア別に分け、要対応の店舗だけを集めた画面を加えます。店舗一覧は並べ替えと絞り込みで使います |
| 通知の宛先 | 店舗 / エリア / 本部 | 店舗にはチャットとプッシュ、エリアの SV には担当店舗ぶんだけ、本部の設備担当にはメール。同じ事象を 3 回鳴らさないよう宛先と条件を分けます |
| 見え始めるまで | 設置当日 | 温度・CO2・電力の現在値と HACCP 記録(店舗ごと) |
| 1 週間 | 店舗ごとの平常ベースライン(外気温帯別) | |
| 2〜4 週間 | 店舗間の比較が意味を持ち始めます。面積あたりの電力量の差が設備の差か運用の差かを切り分けられます | |
| はじめ方 | 2〜3 店舗から | 全店に入れる前に、設備の新旧が違う 2〜3 店舗で始めると、しきい値と通知の宛先を現場に合わせて決められます |
ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。建物の構造・階数・距離によっては複数台になる場合があるため、必要な台数は Step 1 の現地確認でお出しします。
自社の店舗でも同じ画面を
店舗数とエリアの分け方、ケースの台数を教えていただければ、本部ビューの構成案と、まず入れる 2〜3 店舗の選び方をお出しします。
