人が行けない駅の設備を、数字で見る

無人駅が増え、巡回の間隔が延びています。機械室の室温が上がっていても、換気扇が止まっていても、ピットに水が溜まっていても、行くまで分かりません。線路に近い場所の工事はき電停止・夜間作業・列車見張員が前提になるため、費用は機器ではなく作業の条件で決まります。だからこそ電池式・後付け・工事を伴わない測り方が、この現場では最も効きます。

図の数値は想定値
無人駅 1 駅(横から見た図)— ホーム + 駅舎(待合室・駅事務室・機械室・駅トイレ・階段下のピット)+ 線路際の踏切機器箱 ホーム(屋外・上屋あり) 線路 — この側の作業は、き電停止・夜間作業・列車見張員が前提になる 踏切・信号 機器箱(屋外) 駅舎(無人駅・係員は巡回のときだけ) 待合室・コンコース 駅事務室 機械室・電気室換気扇・分電盤 駅トイレ個室 3 + 多機能 1 階段下の排水ピット 分電盤 ゲートウェイ 1 路線 24 駅・直近 1 か月機械室が 40℃ を超えた駅3 駅 / 24 駅機器箱の庫内が 45℃ 超2 駅(夏の日中)排水ポンプの運転回数が急増1 駅(豪雨の日)巡回より先に気づけた件数5 件

① 無人駅。係員が来るのは巡回のときだけ

現場のイメージ(イラスト・数値は想定値)— 巡回のときだけ分かる → 各室と機器箱の庫内に置く → 真夏の昼に機械室が上がる → 1 路線 24 駅の一覧

現場の困りごと

01

無人駅の機械室は、巡回のときだけ分かる

係員の配置が減り、巡回が週 1 回・月 1 回まで延びた駅があります。機械室の室温が上がっていても、換気扇が止まっていても、気づくのは機器が止まってからです。止まれば輸送に影響が出るのに、そこに至る過程はどこにも残っていません。

この画面で分かること機械室の室温・湿度と分岐回路の電流が 10 分おきに残ります。上限を超えた時点で通知するので、巡回の前に異常の兆候が分かります。
02

豪雨の日、ピットと排水ポンプがどうなっているか分からない

地下駅や掘割の駅では、階段下のピットに水が集まります。ポンプが動いているのか、追いつかないのか、止まっているのか。分かるのは水が上がってからで、そのときには列車を止める判断が要ります。

この画面で分かること水位と、ポンプの運転回数・運転時間を記録します。運転回数の増え方が、豪雨の日の先行指標になります。検知と通知までが範囲です。
03

駅トイレは、苦情が来てから知る

清掃の時刻は決まっていても、混み方は日によって違います。長時間出てこない人がいても、紙が切れていても、誰も分かりません。多機能トイレは特に、気づく手段がありません。

この画面で分かること個室の在室と滞在時間、多機能トイレの転倒・無動を記録します(映像は使いません)。清掃を呼ぶ時刻が、混み方から決まります。

国内で使える機器と、技適を取得していない機器

未取得のものは、日本での需要を見て取得を検討します
機器駅での役割国内での使用
EM320-TH / EM300-TH機械室・待合室の温湿度、機器箱の庫内、ホームの暑さ指数技適取得済み
EM300-SLD / EM500-UDL / EM300-DI機械室の漏水、ピットの水位、排水ポンプの運転回数技適取得済み
CT101 / CT303分岐回路・換気扇・ロードヒーティングの電流技適取得済み
VS330 / VS373個室の在室と滞在時間、多機能トイレの転倒・無動(映像なし)技適取得済み
AM307 / UC300 / UG65 / UG67待合室の空気、既設の接点の取り込み、ゲートウェイ(UG67 は屋外)技適取得済み
VS135-Pコンコースの通行量(PoE・有線)技適の対象外(無線非搭載)
WS202待合室・駅事務室の在室(照明と空調の消し忘れ)技適未取得 需要を見て取得を検討します
WS201個室のペーパー残量技適未取得 需要を見て取得を検討します
GS301トイレのにおい(ガスセンサー)技適未取得 需要を見て取得を検討します
WS202・WS201・GS301 は、現在のところ日本の技適(工事設計認証)を取得していません。920MHz 帯の無線機のため、取得までは日本国内で電波を出して使えません(評価や貸出も同じです)。取得は、日本国内での需要を見ながら検討します。時期をお約束することはできませんが、ご相談の数と内容がそのまま判断の材料になります。これらが必要な案件がある場合はお知らせください。需要により取得を検討
いまお出しできる構成は、上の表で「技適取得済み」または「対象外」の機器だけで組みます。紙残量とにおいを外しても、個室の在室・滞在時間・多機能トイレの転倒・空気(温湿度と CO2)までは測れます。待合室の在室も、人感センサーの代わりにCO2 と温湿度の動きで代替できる場合があります。できる範囲をはっきりさせたうえでご相談ください。

設置の条件

鉄道の現場で先に決めること

使う機器

電池式・後付けで、線路を止めずに置ける範囲から

EM300-TH・EM320-TH・EM300-SLD・EM500-UDL・EM300-DI・CT303・VS330・VS373・AM307・UC300・UG65・UG67 は技適取得済みです。VS135-P は無線非搭載のため技適の対象外です。センサーは電池式で、貼る・マグネットで留める・結束バンドで固定するだけなので、配線工事は要りません(VS373 は USB Type-C の給電が必要です)。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
WS202・WS201・GS301 は技適未取得です。取得までは国内で電波を出して使えません(評価や貸出も同じです)。日本での需要を見ながら取得を検討します(時期はお約束できません)。必要な案件がある場合はお知らせください。

関連する画面

この構成で組み合わせる既存のデモです

御社の路線でも、駅の設備を遠隔で見てみませんか

駅の数と、機械室・トイレ・ピットの位置が分かる図面(手書きでかまいません)、いま困っていることを教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。そのあと実際にセンサーを取り付けて数字を取る段階も、機器の貸出と初期設定は無料です。取付作業の費用と、遠方への出張については個別にご相談ください。

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