売場のゾーン滞在と人の流れ — どの棚の前に何人が何分いたか
入口のカウンターで分かるのは「何人入ったか」までです。棚替えや POP を変えたとき、効いたのかどうかを売上だけで判断すると、天気や曜日に紛れます。売場の天井に VS121-P を置くと、ゾーンごとの人数と滞在時間、そしてどの辺からどの辺へ動いたかが出ます。入口の人数を分母にすれば、立ち寄り率として比べられます。
現場の困りごと
売場をつくる現場でよく聞く 3 つ入店客数は分かるが、中が分からない
入口のカウンターは入った人数を返しますが、その人がどの棚を見たかは分かりません。売場の良し悪しは入口では測れず、結局レジの売上から逆算することになります。
棚替えや POP の効果を測れない
棚を変えた週に売上が伸びても、天気や特売が重なれば原因は分かりません。次に同じことをすべきかどうか、判断する材料がありません。
レイアウト変更が勘になっている
「入口から奥へ流したい」という狙いはあっても、実際にどこへ流れているかは誰も見ていません。通路の幅や什器の向きは、経験で決めています。
なぜ VS121-P なのか
人感センサーとの違い入口のカウント(ライン通過)と、売場のゾーン滞在(領域)は、測るものが違います。VS121-P は領域ごとの人数と滞在時間、そして辺から辺への人流を出せるので、売場の中の動きを見るのに向いています。映像は本体の中で処理し、人数と滞在時間だけを送るため、カメラの設置に抵抗がある売場でも説明がしやすくなります。
見えるようになること
- ゾーンごとの人数と滞在時間。棚の前で足が止まっているかが分かります
- 立ち寄り率(ゾーン通過 ÷ 入店数)。店や曜日が違っても率で比べられます
- 人流。入口からどのゾーンへ何割が向かったか、辺から辺への流れが出ます
- POS の時間帯別売上を重ねれば、滞在と売上のズレ(よく見られているのに売れていない棚)が見えます
使う機器
Milesight VS121-P × 1〜(売場の天井、ゾーンごとの人数・滞在時間・人流)
Milesight VS135-P × 1(入口の天井、ToF の通過カウント)
Milesight AM307 × 1(任意。売場の温湿度・CO2・照度)
Milesight UG65 × 1(AM307 を足す場合の LoRaWAN ゲートウェイ)
POS の売上 CSV 時間帯別の売上。立ち寄りと売上を突き合わせます
VS121-P と VS135-P はどちらも PoE(802.3af)の LAN ケーブル 1 本で給電と通信がまとまります。売場に LAN が来ていれば電源工事は不要です。VS135-P は技適取得済み、VS121-P は無線非搭載のため技適の対象外です。AM307 を足す場合は電池式・貼り付けで工事は要りません。ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
設置の条件
ユーザーガイド V2.0 の値- 売場の VS121-P は設置高 3.0m で 12.3 × 5.0m、4.0m で 19.3 × 8.3m まで 1 台で見られます
- ゾーンは最大 16 領域(各 10 辺まで)。棚の形に合わせて描け、領域名も付けられます
- 必要照度は領域の人数カウントで20 Lux 以上、人流分析で50 Lux 以上です。鏡・ガラス什器の近くは避けます
- 入口のカウントは別の 1 台(VS135-P)で行います。1 台で入口と売場の両方をねらうと、どちらも条件を満たせません
出典: Milesight VS121-P ユーザーガイド V2.0(2026 年 2 月)および公式データシート。図の数値は構成を説明するための例で、実際の案件の測定値ではありません。
関連する画面
同じ構成で組み合わせられます御社の売場で、ゾーン別の立ち寄りを見てみませんか
売場の平面図(手書き可)と、見たいゾーンの区切り方を教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。そのあと実際にセンサーを取り付けて数字を取る段階も、機器の貸出と初期設定は無料です。取付作業の費用と、遠方への出張については個別にご相談ください。
