飲食店の多店舗管理(本部ビュー)

14 店舗を本部から 1 画面で見る想定です。店舗ごとに画面を開くのではなく、どの店舗から手を付けるかとその理由を決めるための画面です。冷蔵・冷凍庫の HACCP 逸脱、厨房の暑さ指数 WBGT、客席の CO2、席あたりの電力量、センサーの通信を同じ列で並べ、要対応から順に出します。

想定値開くたびに同じ画面
本部(店舗運営部) ? 本部ビュー · 14 店舗 どの店で何が起きているかが、この画面に出ていない 店舗エリア厨房 WBGTHACCP 逸脱客席 CO2状態 A 店首都圏25.1℃ 警戒4 件 記録のみ630 ppm正常 B 店首都圏25.2℃ 警戒3 件 記録のみ590 ppm正常 C 店首都圏23.8℃ 注意4 件 記録のみ580 ppm正常 D 店首都圏25.3℃ 警戒4 件 記録のみ590 ppm電池 12% E 店関西24.5℃ 注意3 件 記録のみ590 ppm正常 F 店関西26.2℃ 警戒5 件 継続中540 ppm要対応 ほか 8 店舗要対応 1 · 注意 2 · 正常 5 厨房が厳重警戒(WBGT 28℃ 以上)だった時間(9/24 14:40 まで) I 店(中部)3 時間 40 分 J 店(九州)1 時間 50 分 F 店(関西)1 時間 40 分 A 店(代表店舗)50 分 B 店(首都圏)30 分 N 店(北海道・東北)なし クラウド 各店のゲートウェイからクラウドへ(店舗の操作は不要) A 店 F 店 I 店 L 店 ほか 10 店舗

① 14 店舗ある。どの店で何が起きているかは、店長からの連絡でしか分からない

多店舗管理のイメージ(イラスト)— 本部が 14 店舗をどう見て、どう動かすか

本部の困りごと

店舗運営部・エリアマネージャーからよく伺う 3 つ
01

HACCP の記録が、店舗ごとにバラバラ

庫内温度の記録は店舗ごとに紙の台帳です。本部が確認できるのは臨店したときだけで、冷凍庫が何時間基準を外れていたかは誰も把握していません。保健所の確認が入る店は、そのとき初めて分かります。

この画面で分かること冷蔵・冷凍庫の温度を 10 分ごとに自動記録し、除霜や扉開放の一時上昇(記録のみ)と、30 分たっても戻らない逸脱(要対応)を分けて本部に出します。
02

厨房が暑い店は、人が辞める

厨房の暑さは店長も分かっていますが、「暑いものだ」で終わります。どの店がどれだけ暑いかを比べたことがないので、換気の工事をどの店から入れるかも決まりません。

この画面で分かること厨房の WBGT を 14 店舗で並べ、厳重警戒(28℃ 以上)だった時間を本日ぶん積み上げます。飛び抜けている店が 1 つあれば、それが工事の行き先です。
03

鳴らないセンサーは「正常」に見える

電池式のセンサーは、電池が切れても静かに止まります。本部の画面に何も出ていないとき、それが「異常がない」のか「測れていない」のかは区別できません。HACCP の記録には、そのあいだ空白が残ります。

この画面で分かること10 分ごとの定期受信が途絶えた店舗を通信なしとして、正常とは別に表示します。電池残量も同じ画面に出すので、仕込みの時間にまとめて交換できます。

ダッシュボード

14 店舗(5 エリア)を 1 画面に
飲食店 14 店舗の本部ビューのダッシュボード1 日の動き ダッシュボードを開く

仮想の現場: レストラン 14 店舗(首都圏 4 / 関西 3 / 中部 2 / 九州 2 / 北海道・東北 3)。客席 24〜92 席、ランチ 11:30〜14:00 / ディナー 17:00〜22:00。1 店舗あたりセンサー 12 台。9/24 の仕込み 10:00 から閉店作業 23:00 までを再生します。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。

  • 全店サマリー: 要対応 / 注意 / 正常の店舗数、いま厨房が厳重警戒以上の店舗、本日の HACCP 逸脱、全店の電力量と席あたり平均
  • 店舗一覧: 要対応から順に並び、厨房 WBGT・本日最大・厳重警戒だった時間・客席 CO2・逸脱・席あたりの電力量を 1 行で比較
  • エリア別の集計と、厨房が厳重警戒だった時間での 14 店舗比較(飛び抜けた店舗が工事の行き先になります)
  • 対応キュー(理由・次の一手)と、店舗名つきの全店アラート

ダッシュボードを開く 1 店舗の画面を見る

解説のないダッシュボードだけの画面で開きます。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。

2 つの画面の使い分け

見たい粒度が違うので分けています

同じ 1 日(9/24)の同じデータを見ています。A 店は両方の画面に出てくるので、本部で見つけた店舗をそのまま 1 店舗の画面で掘れます。

多店舗で増えるもの・増えないもの

1 店舗の構成に何を足すか
項目目安補足
機器店舗数に比例1 店舗あたりの構成は 1 店舗のページと同じ(庫内 6 · 厨房と客席 5 · 電力 1 · ゲートウェイ)。本部ビューのために店舗側へ足す機器はありません
HACCP の記録自動・店舗ごと10 分値と逸脱記録を日次で保存します。保健所の確認時にそのまま提出でき、本部は全店ぶんを 1 画面で確認できます
クラウド増設なし同じクラウド(PostgreSQL + TimescaleDB)に店舗を足していきます。10 分周期・1 店舗 12 台なら、店舗数が 2 桁のうちは構成を変える必要はありません
画面20 店舗までは 1 画面それ以上はエリア別に分け、要対応の店舗だけを集めた画面を加えます
通知の宛先店舗 / エリア / 本部店舗にはチャットとプッシュ、エリアの SV には担当店舗ぶんだけ、本部の品質管理にはメール。同じ事象を 3 回鳴らさないよう宛先と条件を分けます
見え始めるまで設置当日庫内温度・厨房の WBGT・客席の CO2 の現在値と HACCP 記録
1 週間店舗ごとの平常(除霜の時刻、ピークの時間帯)。ここが出るまで店舗間の比較はできません
2〜4 週間厨房の暑さの差が設備の差か運用の差かを切り分けられます。換気の工事はこの比較から決めます
はじめ方3 店舗から客席数と厨房の設備が違う 3 店舗で始めると、しきい値と通知の宛先を現場に合わせて決められます

ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。建物の構造・階数・距離によっては複数台になる場合があるため、必要な台数は Step 1 の現地確認でお出しします。

自社の店舗でも同じ画面を

店舗数とエリアの分け方、客席数と庫の台数を教えていただければ、本部ビューの構成案と、まず入れる 3 店舗の選び方をお出しします。

まず話を聞く(Step 1 は無料)はじめ方を見る