ラックの前で何℃か、床下で漏れていないか

サーバー室の温度は「部屋の温度」ではなくラックの吸気温度で決まります。同じラックでも上段と下段で数℃ 違い、下段が冷えていても上段が吸っている空気は熱い、ということが起きます。入館の手続きが要る現場ほど、人が行かなくても分かる状態にしておく価値があります。

図の数値は想定値
サーバー室(真上から見た図)— ラック 3 列・コールドアイル / ホットアイル コールドアイル(吸気側) ラック列 A ホットアイル(排気側) ラック列 B コールドアイル(吸気側) ラック列 C 分電盤・分岐回路 ラック列ごとの吸気温度(上段・直近 24 時間の最大)列 A 上段31.4℃列 B 上段27.8℃列 C 上段25.2℃推奨の上限 27℃ASHRAE の推奨範囲

① 部屋の温度計は 24℃。空調の設定どおりに見える

現場のイメージ(イラスト・数値は想定値)— 部屋の 1 点 → ラック前面の上中下 → 上段の吸気が上がる → 列ごとの比較

現場の困りごと

サーバー室でよく聞く 3 つ
01

部屋の温度計 1 点で管理している

部屋の壁に付いた 1 点が 24℃ でも、ラック上段が吸っている空気は 30℃ を超えていることがあります。機器の寿命と障害率に効くのは後者ですが、記録に残っているのは前者だけです。

この画面で分かることラック前面の上・中・下で測り、列ごとに並べます。ホットアイルとの差も出るので、気流の回り込みが分かります。
02

床下や配管の漏水に、人が行くまで気づけない

空調機のドレン、加湿器の給水、配管の継手。漏れても、巡回のタイミングまで誰も知りません。入館に手続きが要る現場では、その間隔がさらに延びます。

この画面で分かること床下・配管下・空調機の下に漏水センサーを置き、検知した時点で通知します。検知と通知までが範囲です。
03

分岐回路ごとの電流が分からない

ラックを増やしてよいのか、どの回路が偏っているのかを、年 1 回の点検でしか確かめられません。

この画面で分かること分岐回路ごとの電流を連続で記録します。増設の可否と、偏りの是正に使えます。

測れるもの・測れないもの

先にここをはっきりさせます
止水弁を自動で閉じることはできません。当社が扱う機器の範囲は検知と通知までです。弁の制御まで行う構成は、現在の取扱にありません。漏水を止める運用(止水の手順と担当)は、これまでどおり人で決めておく必要があります。
吸気温度の目安: 一般に参照されるのは ASHRAE の推奨範囲(吸気 18〜27℃)です。機器のメーカーが定める許容範囲が優先されるため、画面の管理範囲は御社の運用基準に合わせて設定します。この画面は、基準に対して「いつ・どのラックが」外れていたかを残すために使います。
既設の監視システムには接続しません。測るだけの構成です。BA や DCIM がある現場では、無理につながず別系統で測って並べるほうが早く始められます。

設置の条件

サーバー室で先に確認すること

使う機器

電池式・貼り付けで、サーバーを止めずに置けます
Milesight EM300-TH × 9〜(ラック前面の上・中・下 × 列数)Milesight EM300-SLD × 4〜(床下・配管下・空調機のドレン下)Milesight CT303 × 2〜(分岐回路の電流)Milesight AM307 × 1(任意。室内の CO2 と温湿度)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)

EM300-TH・CT303・AM307・UG65 は技適取得済みです。温度センサーは電池式で、ラックの扉やフレームにマグネットか面ファスナーで付けられます。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

関連する画面

この構成で組み合わせる既存のデモです

御社のサーバー室でも、ラック前面で測ってみませんか

ラックの列数と空調の方式、入館の条件を教えていただければ、測点の置き方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。

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