保育室の空気と、園庭の暑さを記録に残す
換気は窓を開けるかどうかの判断で、暑さは外に出るかどうかの判断です。どちらもその場にいる先生の感覚で決まっていて、あとから「あの日はどうだったか」を確かめる手段がありません。場の環境だけを測れば、判断の根拠が残り、保護者への説明にもそのまま使えます。
図の数値は想定値
現場の困りごと
園でよく聞く 3 つ01
換気は、先生の感覚で決まっている
寒い日に窓を開ければ保護者から指摘が来ますし、閉め切れば空気がこもります。どちらが正しかったのかを確かめる数字がないので、判断がいつまでも個人の経験のままです。
この画面で分かること保育室ごとの CO2 と温湿度が連続で残ります。窓を開けた効果もそのまま見えるので、開ける時刻と長さが決まります。
02
午睡室の室温が、場所によって違う
窓際と部屋の奥、床と布団の高さで温度が違います。エアコンの設定だけ合わせても、実際に子どもが寝ている高さが何℃かは分かりません。
この画面で分かること午睡室の温湿度を低い位置で測り、時間帯別に記録します。暖房・冷房の設定を決める材料になります。
03
園庭に出すかどうかの判断に、記録がない
暑さ指数を測っている園でも、手持ちの計器で 1 日 1 回、というのが実情です。判断の記録が残らないので、保護者への説明も口頭になります。
この画面で分かること園庭の暑さ指数を連続で記録し、区分が上がったら知らせます。「何時から何時まで外遊びを控えた」が記録として残ります。
この構成でやらないこと
ここは先にはっきりさせます園児の見守りはしません。うつぶせ寝の検知、呼吸や体動の監視、個人の居場所の把握は、この構成に含みません。安全や医療に関わる判断に使える精度と承認が必要な領域で、当社の機器はその用途のものではありません。カメラも使いません。測るのは場の環境(温度・湿度・CO2・暑さ指数・電力)だけです。
暑さ指数は黒球なしの簡易計算です。温湿度から計算しているため、直射日光の下では黒球付きの計器より低めに出ることがあります。園庭の判断に使う場合は、黒球付きの計器を 1 台併設して差を補正すると確実です。
室内の基準について: 学校には学校環境衛生基準(CO2 1,500 ppm 以下が望ましい、室温 18〜28℃)がありますが、保育所は別の制度で運用されています。画面のしきい値は園の方針に合わせて設定しますので、どの値で知らせるかをご相談のうえ決めます。
設置の条件
園で先に確認すること- 子どもの手が届かない高さに付けます。壁の上部か天井付近に貼り、配線のない電池式で統一します。落下しない取り付け方(面で貼る・ねじ止め)を選びます。
- 午睡室は低い位置でも測ります。布団の高さと大人の目線では温度が違います。安全に取り付けられる場所があるかを、間取りを見ながら決めます。
- 園庭のセンサーは日射と雨を避けて付けます。直射日光が当たる場所に素のまま付けると、気温ではなくセンサー自体の温度を測ることになります。軒下や簡易な日除けの中に置きます。
- ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。木造と鉄筋、園庭までの距離で届き方が違います。必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
- 保護者への説明の材料としても使えます。記録は CSV と PDF で書き出せるので、おたよりや懇談会の資料にそのまま載せられます。
使う機器
電池式・貼り付けで、保育を止めずに置けますMilesight AM307 × 3〜(保育室の CO2・温湿度)Milesight EM300-TH × 3〜(午睡室・ホール・園庭)Milesight WS202 × 2〜(任意。夜間や休園日の消し忘れ)Milesight CT303 × 1(任意。系統別の電力)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)黒球付き WBGT 計 × 1(任意。園庭の判断に使う場合)
AM307・EM300-TH・WS202・CT303・UG65 は技適取得済みです。センサーは電池式で、貼るかねじ止めで付けられます。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
関連する画面
この構成で組み合わせる既存のデモです御社の園でも、空気と暑さを記録に残しませんか
保育室の数と午睡室の位置、園庭の広さを教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。
