在室人数で空調・換気・照明を回す
会議室の空調は予約どおりに動き、換気は CO2 が上がってから追いかける。どちらも「いま何人いるか」を知らないまま動いているのが理由です。VS121-P は領域ごとの実際の人数を出すので、人数で換気量を決め、無人が続いた部屋の設備を落とせます。BACnet/IP に対応するため、ビル管理システム(BMS)で直接受けられます。
現場の困りごと
オフィスの設備を預かる現場でよく聞く 3 つ無人の会議室で空調と照明が動いている
設備は予約表のとおりに動きます。打合せが流れても、朝から夕方まで動いたままです。見回りで消す運用にしても回りきれず、次に使う人が入れば結局また点きます。
CO2 が上がってから慌てて換気する
CO2 は人が入ってから遅れて上がります。濃くなってから換気を強めるので、いちばん息苦しい時間帯を毎回通過します。逆に人が減っても、CO2 が下がるまで換気は回り続けます。
省エネの効果を数字で示せない
「こまめに消しましょう」は続きません。続いたとしても、どれだけ効いたのかを示せないので、次の投資の根拠になりません。
なぜ VS121-P なのか
人感センサーとの違い人感センサー(PIR)が出すのは「動きがあったか」だけです。会議室で全員が座って話していれば、人感センサーは「いない」と判定することがあります。VS121-P は AI 画像解析で領域ごとに何人いるかを出すので、着席している人も数に入り、6 人の会議と 2 人の打合せを別のものとして扱えます。映像は本体の中で処理し、人数・在席・滞在時間といった数値だけを送ります。
見えるようになること
- 領域ごとの在室人数と滞在時間。会議室は 1 室 1 台、執務エリアは島ごとに領域を分けて数えられます
- 1 人あたりの換気量の目安。CO2 の濃度差と実際の人数から、いま効いている換気量を推定します
- 無人が続いた部屋と、そこで動いていた空調・照明の電力。止めた効果が kWh で残ります
- しきい値を超えた混雑は、本体の接点出力(DO)でその場に知らせられます。ネットワークに依存しません
使う機器
Milesight VS121-P × 2〜(会議室・執務エリアの天井、PoE の LAN ケーブル 1 本)
Milesight AM307 × 1〜(CO2・温湿度・照度・人感、電池式)
Milesight CT303 × 1〜(空調・照明回路の電流、分割型 CT で既存配線を切らずに計測)
Milesight UG65 × 1(LoRaWAN ゲートウェイ、LTE または有線)
ビル管理システム(BMS) BACnet/IP で在室人数を受ける。無い場合はクラウドの画面だけでも組めます
VS121-P は PoE(802.3af)の LAN ケーブル 1 本で給電と通信がまとまります。AM307 と CT303 は電池式・後付けで、配線工事は不要です。AM307・CT303・UG65 はいずれも技適取得済み、VS121-P は無線非搭載のため技適の対象外です。ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。建物の構造・階数・距離によっては複数台になる場合があるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
設置の条件
ユーザーガイド V2.0 の値- 天井に真下向きで取り付けます。平らな天井(厚さ 30mm 以上)に 4 か所でねじ止めします
- 設置高 3.0m で 12.3 × 5.0m、4.0m で 19.3 × 8.3m を 1 台で見られます。着席した人を見るなら 2.5m 超が推奨です
- 領域ごとの人数カウントには照度 20 Lux 以上が必要です。直射日光が入る位置、鏡の近くは避けます
- 1 台につき 1 つの数え方を前提にご提案しています。領域の在席と、線をまたいだ入退のカウントは、推奨設置高も必要照度も違います
出典: Milesight VS121-P ユーザーガイド V2.0(2026 年 2 月)および公式データシート。図の数値は構成を説明するための例で、実際の案件の測定値ではありません。
関連する画面
同じ構成で組み合わせられます御社のフロアで、人数を軸にした画面をお作りします
基準階の平面図(手書き可)と、会議室の数・空調の方式を教えていただければ、測る場所と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。そのあと実際にセンサーを取り付けて数字を取る段階も、機器の貸出と初期設定は無料です。取付作業の費用と、遠方への出張については個別にご相談ください。
