スーパーマーケットの見える化ダッシュボード

「ケースの温度を 1 日 3 回、紙に書いている」「アラートが鳴りすぎて誰も見ていない」「電気の半分は冷凍冷蔵なのに、どの機械が食っているか分からない」。売場 1,200 m² の食品スーパーで毎日起きるこの 3 つを、ケース 20 測点の温度記録・冷凍機の電流・売場の温度ムラから 1 つの画面で見ます。

想定値開くたびに同じ画面
売場(冷蔵多段ケース・冷凍平ケース)バックヤード機械室 日配 D1乳製品 D2精肉 M1鮮魚 S1 冷凍平ケース F1冷凍平ケース F2 UG65 冷蔵 B1冷凍 B2 冷凍機 A冷凍機 B 分電盤・CT 紙の記録(1 日 3 回)

① 9:00 開店前の巡回。ケースの温度を 1 本ずつ見て、紙に書き写していく

現場のイメージ(イラスト・数値は想定値)— 紙の記録 → 除霜と逸脱の切り分け → 冷凍機の劣化の兆候

現場の困りごと

食品スーパーでよく聞く 3 つ
01

ケースの温度を 1 日 3 回、紙に書いている

冷凍冷蔵の測点は 1 店舗で 20〜40 か所あります。開店前・昼・閉店後に売場を回って読み取り、用紙に書き写す作業です。忙しい時間に後からまとめて書くことになり、記録としての信頼が落ちます。

この画面で分かること20 測点の庫内温度が 10 分ごとに自動で残ります。日報・月報は CSV と PDF で書き出せるので、書き写す作業がなくなります。
02

アラートが鳴りすぎて、誰も見なくなる

冷蔵ケースは数時間おきに除霜(デフロスト)が入り、そのたびに庫内が一時的に上がります。扉の開け閉めや品出しでも上がります。これを全部「異常」として鳴らすと通知が埋まり、本当の故障が埋もれます。

この画面で分かること除霜と品出しによる一時上昇を「一時上昇」として記録し、復帰しない上がり方だけを逸脱として通知します。
03

電気の主役は冷凍冷蔵なのに、内訳がない

スーパーの電気はオフィスや飲食店と違い、空調ではなく冷凍冷蔵が主役です。ところが請求書は店舗 1 本で届くので、どの冷凍機が食っているのか、増えているのかが分かりません。

この画面で分かること冷凍機ごとの電流と運転時間、デマンドの目安に対する比率。電流が上がり続ける機械は、点検の順番を上げる根拠になります。

統合ダッシュボード

ケース 20 測点・冷凍機・売場の温度ムラを 1 画面に
スーパー向けダッシュボードが 1 日ぶん動く様子1 日の動き ダッシュボードを開く

仮想の現場: 食品スーパー 1 店舗(売場 1,200 m²・冷蔵多段ケース 8 本・冷凍平ケース 6 本・バックヤードの加工室 2・冷蔵 2・冷凍 2・機械室の冷凍機 3 台)。営業 9:00〜21:00。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。

  • ケース 20 測点の庫内温度と管理範囲、除霜・品出しによる一時上昇と逸脱の切り分け
  • 冷凍機 3 台の電流と運転時間、吸込と吹出の温度差、デマンドの目安に対する比率
  • 売場 6 ゾーンの温度ムラと、バックヤードの湿度(カビ・結露)

ダッシュボードを開く

上の画像は、開店前から閉店後まで 1 日ぶん動く様子です。開くと再生・倍速・時刻の移動を操作できます。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。

記録が要る理由と、記録でできないこと

HACCP とフロン排出抑制法

スーパーの温度記録には、性質の違う 2 つの要求が重なっています。食品衛生法の HACCP に沿った衛生管理(2021 年 6 月に完全義務化)では、冷凍冷蔵の温度を決めた頻度で確認し、記録を残すことが求められます。もう 1 つはフロン排出抑制法で、こちらは機器の点検です。どちらも「自動で測れば終わり」にはならないので、何が置き換わって何が残るのかを分けて書きます。

要求内容この画面で残ること
HACCP の温度記録冷凍冷蔵の温度を確認し、記録を保存する置き換えられる管理範囲と逸脱時の対応手順は、お客様の衛生管理計画に合わせて設定します
フロン法 簡易点検業務用の冷凍冷蔵機器・空調は全機器が対象。3 か月に 1 回以上。所有者(管理者)自身が行えます代わりにはならない点検そのものは人が行います。この画面は点検の順番を決める材料と、点検記録の裏付けに使います
フロン法 定期点検冷凍冷蔵は圧縮機の定格出力 7.5kW 以上で年 1 回以上。空調は 50kW 以上で年 1 回以上、7.5kW 以上 50kW 未満で 3 年に 1 回以上。専門の知識を持つ者が行います代わりにはならない有資格者による点検です。当社は点検を行いません
温度と電流の記録は、法定点検の代わりではありません。できるのは「異常の早期発見」と「点検記録の裏付け」です。冷媒が少しずつ抜けている機器は、吸込と吹出の温度差が縮み、電流が上がるという形で先に出ます。簡易点検で何十台を同じ目で見る代わりに、兆候が出ている機器から見ていただくための材料です。漏えい量の算定や回収・充填の記録は、引き続き所定の方法で行ってください。

出典: 厚生労働省「HACCP に沿った衛生管理の制度化」、環境省・経済産業省「フロン排出抑制法」の管理者向け資料。点検の頻度と対象の判定は機器の仕様と設置状況で変わるため、個別の判断は専門業者または所管の窓口にご確認ください。

売場BY機械室多段ケース冷蔵/冷凍冷凍機
現場ケースの庫内・売場・バックヤード・冷凍機・分電盤
LoRaWAN(無線)電池式・配線なし
Milesight UG65 LoRaWAN ゲートウェイ
ゲートウェイ UG65電源と回線だけ(LTE または有線)
クラウド10 分ごとに保存・判定
スーパー向けダッシュボードの画面
この画面売場の担当者・店長・設備の担当者で同じ画面を見る

このデモの想定: 売場 1,200 m² の食品スーパー 1 店舗。ケースの庫内センサーはマグネットで付けるだけで、売場を止めずに設置できます。CT(電流)の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。

設置の条件

スーパーで先に確認すること

見えるようになること

  • 冷凍冷蔵 20 測点の庫内温度が 10 分ごとに残り、日報・月報を書き写す作業がなくなる
  • 除霜・品出しによる一時上昇と、復帰しない本当の逸脱が分かれる
  • 冷凍機ごとの電流と運転時間。吸込と吹出の温度差が縮んでいる機械が分かる
  • デマンドの目安に対する比率と、冷凍冷蔵・空調・照明の内訳
  • 売場 6 ゾーンの温度ムラと、バックヤードの湿度(カビ・結露)

使う機器

Milesight EM320-TH × 20(ケース・冷蔵庫・冷凍庫の庫内。−30℃ まで)Milesight EM300-TH × 6(売場 6 ゾーン・バックヤード)Milesight CT303 × 4(冷凍機 3 台・空調)Milesight CT305 × 1(受電。デマンドの目安)Milesight EM500-PT100 × 6(任意。冷凍機の吸込と吹出の温度差)Milesight EM300-SLD × 2(機械室・ドレン下の漏水)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)

庫内のセンサーはマグネットで固定するだけ、売場とバックヤードのセンサーは両面テープで貼るだけです。CT の取り付けは分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。冷蔵ケースの列と金属棚は電波を遮るため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

自社の店舗でも同じ画面を

売場の広さと、冷凍冷蔵の台数(分かれば設定温度)、分電盤の系統を教えていただければ、構成案と設置イメージをお出しします。

まず話を聞く(Step 1 は無料)はじめ方を見る