フードコートの空席を、入口で知らせる
休日の昼、トレーを持って席を探して歩いている人がいます。実際には空席があるのですが、どのブロックに何席空いているかが分からないので、見つかるまで歩くことになります。天井のカメラ型センサー 1 台で最大 16 区画を見られるので、席ブロックごとの空席数が出ます。滞留時間も出るので、食べ終わって長く残っている席も分かります。
現場の困りごと
フードコートでよく聞く 3 つ席はあるのに、見つけられずに歩いている
入口から見えるのは手前のブロックだけです。奥が空いていても分からないので、トレーを持ったまま歩くことになります。混雑しているように見える時間帯でも、実際の席稼働率は 8 割に届いていないことがあります。
食べ終わった席に、長く残っている
席が回らないので、ピークの時間に行列ができます。ただし、どの席が何分空いていないのかを把握していないので、声をかける判断も、席数を増やす判断もできません。
席を増やすべきか、配置を変えるべきかが決まらない
「休日の昼は足りない」という声はありますが、足りないのは席の数なのか、奥のブロックに人が行っていないだけなのかが切り分けられません。改装の前に確かめる方法がありません。
ブロック単位か、席単位か
出てくる画面は同じで、違うのは機器と設置の条件ですどちらも「空いているかどうか」を出します。違うのは何台でどこに付けるかです。先に設置の条件を確認して、合うほうを選びます。
| 選ぶ基準 | ブロック単位(VS121-P) | 席単位(VS341) |
|---|---|---|
| 台数 | 天井に 1〜2 台で 420 席をカバー | 1 席につき 1 台 |
| 設置 | 天井。PoE の LAN ケーブル 1 本 | テーブルの天板の裏。電池式・配線なし |
| 向くとき | 天井に付けられて、LAN を引ける | 天井が高すぎる/カメラを使えない/LAN が引けない |
| 国内での使用 | 無線非搭載のため技適の対象外。すぐ使えます | 技適未取得・取得検討中。取得まで国内では電波を出せません |
なぜ VS121-P なのか
人感センサーとの違い人感センサーでは「人がいるか/いないか」までしか分かりません。フードコートで知りたいのは何席空いているかなので、人数が出る機器が必要です。VS121-P は AI 画像解析で区画ごとの人数と滞留時間を出します。区画は席の形に描けますので、ブロック単位でも、テーブル単位でも設計できます。映像は本体の中で処理し、人数と滞留時間だけを送る設定で使います。カメラを使う機器なので、映像の扱い(保存・送信の可否)は設定と運用で決めます。
見えるようになること
- ブロックごとの空席数と、フードコート全体の空き席数。入口の案内に出せます
- 平均滞留時間と、60 分以上そのままの席の割合。回転が落ちている時間帯が分かります
- 時間帯別の席稼働率。ピークの形と長さが分かるので、席数と配置の判断ができます
- 遠いブロックの稼働率。案内で解決できるのか、席を増やす話なのかを切り分けられます
- 席の近くの温湿度と CO2(AM307)。人が集まる時間帯の空気も同じ画面で見られます
使う機器(フードコート 1 か所ぶん)
Milesight VS121-P × 2(天井。1 台で最大 16 区画、PoE の LAN ケーブル 1 本)
Milesight AM307 × 1(席の近くの温湿度・CO2・電池式)
Milesight UG65 × 1(AM307 を足す場合の LoRaWAN ゲートウェイ)
Milesight VS341(席単位が必要で、天井・配線の条件が合わない場合)技適未取得・取得検討中
入口のサイネージ(既設の表示器に出す場合は、表示側の仕様を確認のうえ決めます)
VS121-P は無線非搭載のため技適の対象外で、PoE(802.3af)の LAN ケーブル 1 本で給電と通信がまとまります。AM307・UG65 は技適取得済みです。VS341 は技適未取得のため、取得までは国内で使えません。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。
設置の条件
ユーザーガイド V2.0 の値- 設置高 3.0 m なら 12.3 × 5.0 m まで 1 台で見られます。天井が高いフードコートでは、見える範囲が広がるかわりに 1 区画が大きくなります
- 区画は最大 16(各 10 辺まで)描けます。区画名も付けられるので、館のブロック名に合わせられます
- 着席した人を見るため、推奨設置高は 2.5 m 超、必要照度は 20 Lux 以上です
- 区画の報告は在席/空席と人数を切り替えられます。空席案内は在席、稼働率は人数で取ります
- 滞留時間は 最小滞留時間のしきい値を設定できます。通り過ぎた人を滞留に数えないための設定です
出典: Milesight VS121-P ユーザーガイド V2.0(2026 年 2 月)および公式データシート。図の数値は構成を説明するための例で、特定の物件のデータではありません。
関連する画面
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席の配置図(手書き可)と席数、ブロックの区切り方を教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料です。そのあと実際にセンサーを取り付けて数字を取る段階も、機器の貸出と初期設定は無料です。取付作業の費用と、遠方への出張については個別にご相談ください。
