夜中に蔵を見に行く回数を、減らす

仕込みの期間は、温度がそのまま品質です。だから夜中でも蔵に行って確かめる。経験のある人ほど勘が働きますが、その勘を記録として残す手段がありません。測点を増やして連続で記録すれば、見に行く回数を減らせるだけでなく、良かった年の温度の動きが次に使える形で残ります。

図の数値は想定値
酒蔵(真上から見た図)— 仕込み蔵のタンク 6 本・麹室・熟成庫・冷蔵庫 仕込み蔵 1 号2 号3 号4 号5 号6 号 麹室 事務所 熟成庫 びん詰め・冷蔵庫 洗米・釜場 仕込み期間の記録(直近 14 日)2 号タンクの品温設定帯を外れた 3 時間 20 分熟成庫 奥と手前の差最大 2.8℃夜間の見回り4 回 → 1 回冷蔵庫の記録欠測 0 コマ

① 深夜 2 時。品温を確かめるために蔵へ行く

現場のイメージ(イラスト・数値は想定値)— 夜中の見回り → タンクと蔵に設置 → 夜間の品温の動き → 場所による差

現場の困りごと

蔵の現場でよく聞く 3 つ
01

品温を確かめに、夜中でも蔵へ行く

仕込みの時期は、温度が品質そのものです。だから見に行く。経験のある人ほど勘が働きますが、体力の話でもあり、人が替われば続きません。

この画面で分かることタンクごとの品温が 10 分ごとに残り、設定の帯を外れたら知らせます。行く回数を減らしても、変化に気づける状態になります。
02

蔵の中でも、場所によって温度が違う

同じ蔵でも、入口に近いタンクと奥では別の環境です。熟成庫も手前と奥で差が出ます。感覚では分かっていても、何℃違うのかは誰も測っていません。

この画面で分かること測点を分けて並べるので、場所による差が数字で出ます。置き場所の入れ替えや、送風の見直しの根拠になります。
03

良かった年の記録が、残っていない

「あの年はよかった」が感覚でしか残っていないので、次に再現できません。日誌に書いた数字も、時刻がばらばらで比べられません。

この画面で分かること同じ粒度で記録が残るので、年ごとに重ねて比べられます。仕込みの記録として、そのまま資料になります。

測るもの・測らないもの

品質そのものは、これまでどおりです
発酵の状態そのものは測りません。アルコール度数、酸度、糖度、微生物の状態は、これまでどおりの分析が必要です。この構成で測るのは温度・湿度・電力・水とガスの使用量です。温度の記録は、分析の結果と並べて初めて意味を持ちます。
もろみの品温は、液中に入れるプローブで測ります。室温を測るセンサーでは、タンクの中の温度にはなりません。タンクの構造(開放か密閉か、冷却ジャケットの有無)で取り付け方が変わるため、現物に合わせて決めます。衛生上の扱い(洗浄・消毒)も、蔵の手順に合わせます。
既設の冷却制御には接続しません。測るだけの構成です。サーマルタンクや冷却装置の制御まで行う場合は、機器のメーカー・機種を確認してから別途ご相談ください。

設置の条件

蔵で先に確認すること

使う機器

電池式が基本。液中はプローブ式を使います
Milesight EM500-PT100 × 2〜(もろみ・仕込みの品温。液中はプローブ式)Milesight EM300-TH × 6〜(仕込み蔵・麹室・熟成庫・釜場)Milesight EM320-TH × 2(びん詰めの冷蔵庫の庫内)Milesight CT303 × 2(冷却装置・釜場の電力)Milesight EM300-DI × 2(任意。水とガスのパルス)Milesight UG65 × 1〜(LoRaWAN ゲートウェイ)

EM500-PT100・EM300-TH・EM320-TH・CT303・EM300-DI・UG65 は技適取得済みです。室内のセンサーは電池式で貼るだけ、庫内はマグネットで固定します。品温はプローブ式で、本体は水のかからない場所に置きます。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

関連する画面

この構成で組み合わせる既存のデモです

まず 1 本のタンクから、測ってみませんか

蔵とタンクの数、熟成庫の広さを教えていただければ、測り方と機器構成をお出しします。デモ画面の作成は無料、そのあと実際にセンサーを取り付けて数字を取る段階も機器の貸出と初期設定は無料です。

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