サービス工場の暑さと、ピットの稼働

「夏のピットが何℃になっているか」「法令の対策義務に自分の工場が該当するのか」「リフトが何時間空いていたか」。整備ピット 4 ベイのサービス工場で、作業高さの暑さ指数 WBGT・シャッターの開閉・リフト 4 基の稼働・系統別の電力量を 1 つの画面で見ます。

想定値開くたびに同じ画面
ベイ 1ベイ 2ベイ 3ベイ 4 シャッター 排気ファン 作業高さ 1.5 m 屋根下 屋外 分電盤 CT303 UG65

① 13:30。整備ピットのシャッターを開けて作業している。暑いのは分かるが、何℃なのかは誰も知らない

現場のイメージ(イラスト)— 夏のピットが測られ、区分が下がるまで

現場の困りごと

サービス工場を預かる現場でよく聞く 3 つ
01

夏のピットが暑いが、何℃なのか誰も知らない

シャッターを開ければ外気がそのまま入り、閉めれば熱と排気がこもります。置いてあるのは壁の温度計と扇風機だけで、記録は残っていません。「暑い」は全員が知っていて、数字だけが無い状態です。

この画面で分かることベイごとの作業高さの暑さ指数 WBGT と、28 以上・気温 31℃ 以上になっていた時間。どの区画・どの時間帯から危ないかが出ます。
02

リフトが詰まっているのか空いているのか分からない

予約表には入庫の予定が並びますが、ピットで実際に何時間動いていたかは人の記憶です。「もう入らない」と言われても、空き時間がどこにあるのかを示せません。

この画面で分かることリフト 4 基の稼働と空きを時間軸で並べ、稼働率と「30 分以上まとまった空き」を出します。受付の増枠の判断材料になります。
03

暑さ対策に投資すべきかを判断できない

スポットクーラー、送風機、遮熱、シャッターの運用。どれがどれだけ効くのかが分からないので、毎年「今年も我慢する」で終わります。やったあとの効果も説明できません。

この画面で分かることシャッターの開閉と作業高さの温度・WBGT の関係。対策前の 1 日が記録として残るので、対策後との差をそのまま比べられます。

統合ダッシュボード

ピットの暑さ・シャッター・リフトの稼働・電力を 1 画面に
カーディーラー向けダッシュボードが 1 日ぶん動く様子1 日の動き ダッシュボードを開く

仮想の現場: 新車ディーラー 1 店舗(ショールーム+サービス工場)。整備ピットは 4 ベイ、リフト 4 基。入庫受付 9:00 / 作業 8:30〜18:00。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。

  • ベイごとの作業高さの WBGT と、法令目安(28 以上・気温 31℃ 以上)の超過時間
  • シャッターの開放時間と、そのときの温度の動き
  • リフト 4 基の稼働・空きと、1 台あたりのピット時間
  • リフト・コンプレッサー・排気ファン・照明の系統別の電力量

ダッシュボードを開く

上の画像は、朝から夕方まで 1 日ぶん動く様子です。開くと再生・倍速・時刻の移動を操作できます。この構成にカメラは含みません(温湿度・電流・扉の開閉だけを測ります)。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。

測り方と、法令の目安

計算式と出典

暑さ指数 WBGT は、温湿度センサーの値から簡易計算しています。湿球温度は Stull の近似、WBGT = 0.67 × 湿球温度 + 0.33 × 気温(黒球なし)。日射や輻射熱を直接受ける場所では、黒球付きの WBGT 計との差が出ます。屋根からの輻射が強いピットでは、屋根下の温度を別の測点として並べ、差の出方を見るようにしています。

法令の目安: WBGT 28 以上、または気温 31℃ 以上の環境で、連続 1 時間以上または 1 日 4 時間を超える作業には対策の義務があります(2025 年 6 月改正 労働安全衛生規則)。この画面の「超過時間」は、作業時間帯(8:30〜18:00)のうち、作業高さのどれかの測点がこの条件に入っていた時間を 10 分単位で積み上げたものです。

  • 測る高さは作業高さ 1.5 m。ベイごとに 1 点。壁掛けの温度計とは値が変わります
  • 屋根下と屋外も測ります。「外が暑いのか、屋根からの熱なのか、こもっているのか」を切り分けるためです
  • シャッターの開閉を同じ軸に並べます。開けた時間と温度の関係が出ないと、運用で直せるのかどうかが分かりません

表示している数値は想定値で、特定の物件のデータではありません。

ベイ1ベイ2ベイ3ベイ4シャッター屋外分電盤作業高さ 1.5 mEM300-TH電池式・貼付け配線なし
作業高さ 4 点+屋根下+屋外電池式の温湿度センサーを貼り、シャッターの開閉とリフトの電流を足します
LoRaWAN(無線)電池式・配線なし
Milesight UG65 LoRaWAN ゲートウェイ
ゲートウェイ UG65電源と回線だけ(LTE または有線)
クラウド10 分ごとに保存・判定
カーディーラー向けダッシュボードの画面
この画面サービスマネージャー・工場長・本部で同じ画面を見る

このデモの想定: 整備ピット 4 ベイのサービス工場。ピットを止めずに、電池式のセンサーを貼るだけで始められます。リフトとコンプレッサーの電流を測る CT だけ、分電盤内の作業になります。

見えるようになること

  • ベイごとの作業高さの WBGT と、法令目安(28 以上・気温 31℃ 以上)を超えていた時間
  • 屋根下・屋外との差。外が暑いのか、屋根の熱か、こもっているのかの切り分け
  • シャッターを開けていた時間と、そのときの温度の動き。運用で直せる範囲が分かります
  • リフト 4 基の稼働率と、30 分以上まとまった空き。1 台あたりのピット時間
  • リフト・コンプレッサー・排気ファン・照明の系統別の電力量

使う機器

Milesight EM300-TH × 6(作業高さ 4・屋根下・屋外)Milesight AM307 × 1(サービスフロントの温湿度・CO2)Milesight EM300-MCS × 2(シャッターの開閉)Milesight CT303 × 3(リフト・コンプレッサー・排気ファン)Milesight UG65 × 1(LoRaWAN ゲートウェイ)

温湿度センサーは電池式で、柱や壁に貼るだけです。屋外の 1 点も IP67 なのでそのまま設置できます。CT の取り付けだけ分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。鉄骨と金属什器の多い建屋では複数台になる場合があるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

関連する画面

同じ構成で組み合わせられます

カーディーラーの見える化(まとめ)

整備ピット・ショールーム・受電と EV 充電。4 つの画面を、どこから手を付けるかの順に並べたページです。

まとめページ

多拠点管理(本部ビュー)

12 店舗を本部から 1 画面で。ピットの暑さ・接客率と初動・契約電力の余裕を同じ土俵に並べ、工事と人と増設の順番を決めます。

12 店舗 · 4 エリア

ショールームの来場と商談

入口の人数カウンターと商談テーブルの在席から、来場組数・商談着座・試乗・着座できずに帰った組を時間帯別に出します。

VS135-P · VS121-P · AM307

電力と EV 充電のデマンド

30 分デマンドを系統別に見て、契約電力を超えそうなときに何から落とすかを決めます。充電器をあと何台置けるかも出ます。

CT305 · CT303 · KNX/DALI

暑さ指数 WBGT

屋根下・作業高さ・屋外の関係と、法令目安の超過時間を専用の画面で見るデモです。3D の断面でも見られます。

EM300-TH · 気象 API

電力見える化

リフト・コンプレッサー・空調・照明の系統別の電力量とデマンド。無人時間の消費も同じ画面に出ます。

CT303 · CT305

温湿度モニタリング

部品倉庫や預かりタイヤの保管環境を、同じセンサーのまま測点を足して見られます。

EM300-TH

工場の見える化できること

エア漏れ、集塵機のフィルタ差圧、設備のチョコ停など 11 件。どれから手を付けるかを法令・金額・止まると痛いの 3 分類で整理しています。

CT303 · UC300

御社のサービス工場でも、同じ画面を

工場の平面図(手書き可)とベイの数、シャッターの運用を教えていただければ、測り方と機器構成、設置イメージをお出しします。

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