ショールームは、どの段で落ちているのか

来店したお客様は、まず展示車を見ます。そこへ営業が声をかけ、話が進めば着座して詳しい商談になり、試乗を経て契約に向かいます。この流れを段に分けて数えると、落ちているのはたいてい「着座」ではなく、その手前の声をかけるまでの時間です。入口の人数と、展示車ゾーン・商談テーブルの区画ごとの人数から、段ごとの歩留まりを出します。

想定値開くたびに同じ画面
入口(自動ドア) 展示車 A展示車 B展示車 C展示車 D 営業カウンター ABCDEF 商談テーブル 6 卓 待合・カフェ キッズ VS121-P VS121-P VS135-P UG65

① 日曜 14:05。1 組が展示車 A の前に立つ。営業は 5 人とも商談中で、カウンターは空

現場のイメージ(イラスト)— 声をかけるまでの時間が、どこに効いているか

現場の困りごと

ショールームを預かる立場でよく聞く 3 つ
01

来店数も接客数も、営業の申告しかない

来場カードを書けるのは、接客できた組だけです。見るだけ見て帰った組はどこにも残りません。分母が無いので「接客率」も「来店あたりの成約率」も出せず、良かった月と悪かった月の違いを説明できません。

この画面で分かること入口を通った人数と、そこから推定した来店組数。来場カードとの差が、そのまま「声をかけられていない組」です。
02

「声をかけるのが遅い」が、感覚でしか言えない

展示車の前に立ったお客様に、何分で声をかけられているか。朝と日曜の午後で何分違うのか。数字が無いので、指導も人員配置の変更も「気をつけよう」で終わります。

この画面で分かること入店から声かけまでの時間(初動)を 1 組ずつ記録し、時間帯別・曜日別の中央値を出します。
03

どの段で落ちているか分からないので、打ち手が決まらない

来店は悪くないのに契約が伸びない。接客が足りないのか、着座まで行かないのか、試乗が少ないのか。段ごとの歩留まりが無いので、増員・展示替え・販促のどれを選ぶかが決められません。

この画面で分かること来店 → 展示車を見た → 接客 → 着座 → 試乗 の段ごとの組数と歩留まり。落ちている段が 1 つに絞れます。

統合ダッシュボード

来店 → 接客 → 着座 → 試乗 を 1 画面に
ショールームの歩留まりダッシュボードが 1 日ぶん動く様子1 日の動き ダッシュボードを開く

仮想の現場: 新車ディーラー 1 店舗のショールーム(展示車 4 台・商談テーブル 6 卓・営業 5 人)。営業 10:00〜19:00。来店が集中する日曜を想定しています。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。

  • 来店 → 展示車を見た → 接客 → 着座 → 試乗 の段ごとの組数と歩留まり
  • 初動(入店から声かけまで)の中央値と、初動の長さ別の着座率
  • 展示車 A〜D のどこに足が止まり、どこで声かけが遅れているか
  • 時間帯別の来店と接客、曜日 × 時間帯の初動

ダッシュボードを開く

上の画像は、開店から閉店まで 1 日ぶん動く様子です。開くと再生・倍速・時刻の移動を操作できます。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。

何をどう数えているか

推定している箇所を先に書きます

入口のカウンターは、距離(深度)を測る方式です。天井から下を見て、人の高さの塊が検知ラインを越えた向きを数えます。スタッフは BLE のタグで除外できますので、来店数に営業の出入りが混ざりません。

数えられるのは人数で、組数は推定です。この画面では「20 秒以内に続けて入った人を同じ組とみなす」という規則で組数にしています。ご家族が分かれて入れば別の組になりますし、逆に続けて入った別々のお客様は 1 組にまとまります。規則は現場に合わせて変えられますが、推定であることは画面にも残します。

展示車ゾーンと商談テーブルは、天井の VS121-P で区画ごとの人数を見ます。カメラを使う機器です。本体の中で画像を処理して、区画ごとの人数だけを送る設定で使いますが、機器としては映像を扱えるため、「映像は残りません」とは書きません。保存・送信の可否、保持する期間、誰が見られるかは、導入のときに設定と運用で決めて書面に残します。ショールームは人を撮られることに敏感な場所なので、この話は最初にご説明します。

🔴 接客が始まったかどうかは、推定です。「お客様が立っている区画で、人数が 1 人増えた状態が 30 秒以上続いたら、接客が始まった」とみなしています。隣に別のお客様が来ただけでも人数は増えるので、このままでは取り違えが残ります。確実にしたい場合は、営業の方に BLE のタグを持っていただきます(入口のスタッフ除外と同じ仕組みです)。タグを使えば「誰が接客したか」まで分かりますが、人事評価に使うかどうかは運用の決めごとなので、導入前に合意を取ってから設定します。

  • 試乗はセンサーだけでは確定できません。この画面では「着座のあとに退店して戻ってきた組」を試乗として置いています。実際には試乗車の鍵の貸出記録と突き合わせます
  • 成約は当社では測れません。DMS の月次 CSV を取り込んで、来店組数と並べることで「来店あたりの成約率」になります
  • 来場カードとの差は、消しません。カードの枚数とセンサーの組数を両方出して、差がそのまま「声をかけられていない組」として見えるようにします
  • 初動は「入店から、その区画の人数が増えるまで」の時間です。代表値は平均で出しています。中央値だと「ときどき大きく遅れる組」が消えてしまい、いちばん直したい部分が見えなくなるためです
  • 初動と着座率の関係は、この画面では想定値です。初動の長さ別の着座率は 1 日だと揺れるので、直近 30 日の母数で出しています。実際の数字は Step 2 で 2〜4 週間ぶん測って、御社の店舗の関係に置き換えます

表示している数値は想定値で、特定の物件のデータではありません。

展示車ゾーン商談テーブル 6 卓待合入口VS121-PVS121-PVS121-PVS121-PVS135-P入口の天井PoE 給電
入口に 1 台、展示車ゾーンと商談テーブルに各 2 台入口は通過した人数、ゾーンは区画ごとの人数。台数はショールームの広さで決まります
PoE / LoRaWANカウンターと区画は LAN、空気は電池式
Milesight UG65 LoRaWAN ゲートウェイ
ゲートウェイ UG65電源と回線だけ(LTE または有線)
クラウド通過ごと・変化ごとに記録
ショールームの歩留まりダッシュボードの画面
この画面店長・営業・本部で同じ画面を見る

このデモの想定: 展示車 4 台・商談テーブル 6 卓のショールーム。VS121-P は 1 台で 4.8 × 14 m(天井 3 m)をカバーするので、台数はショールームの広さと区画の切り方で決まります。天井までの配線が難しい場合は、取り付け位置と台数で調整します。

見えるようになること

  • 来店 → 展示車を見た → 接客 → 着座 → 試乗 の、段ごとの組数と歩留まり
  • 初動(入店から声かけまで)の中央値と、初動の長さ別の着座率
  • 声をかけられないまま帰った組と、その時刻・立っていた展示車
  • 展示車 A〜D のどこに足が止まるか。展示の入れ替えと在庫の判断材料に
  • 時間帯・曜日ごとの初動。どの時間に人を厚くすればよいかが決まります

使う機器

Milesight VS135-P × 1(入口の人数カウンター・スタッフはタグで除外)Milesight VS121-P × 4(展示車ゾーン 2・商談テーブル 2・最大 16 区画・カメラ式)Milesight AM307 × 1(待合の温湿度・CO2)Milesight UG65 × 1(LoRaWAN ゲートウェイ)BLE タグ × 営業の人数(接客の判定と、来店数からのスタッフ除外)DMS の月次 CSV(販売台数・商談件数の取り込み)

在席センサー VS121-P はカメラを使う機器です。本体の中で画像を処理し、区画ごとの人数だけを送る設定で使います(映像の扱いは設定と運用で決めます)。カウンターと区画のセンサーは PoE なので、天井までの LAN 配線が要ります。配線が難しい場合は取り付け位置を変えるか、台数で調整します。待合の空気センサーは電池式で貼るだけです。ゲートウェイの台数は電波状況で変わるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

関連する画面

同じ構成で組み合わせられます

御社のショールームでも、同じ画面を

ショールームの平面図(手書き可)と展示車の台数、商談テーブルの数、営業の人数と営業時間を教えていただければ、測り方と機器構成、設置イメージをお出しします。

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