カーディーラーの多拠点管理(本部ビュー)

12 店舗を本部から 1 画面で見る想定です。店舗ごとに画面を開くのではなく、どの店舗に、何を、どの順番で手当てするかを決めるための画面です。整備ピットの暑さ、ショールームの接客率と初動、契約電力に対する余裕。この 3 つを同じ土俵に並べると、工事と人と増設の順番が 1 つに決まります。

想定値開くたびに同じ画面
12 店舗(首都圏 4 · 関西 3 · 中部 3 · 九州 2) A 店首都圏 B 店首都圏 C 店首都圏 D 店首都圏 E 店関西 F 店関西 G 店関西 H 店中部 I 店中部 J 店中部 K 店九州 L 店九州 各店に同じ構成 — ピットの温湿度 6 · 入口と区画のカウンター 5 · 分電盤の CT 6 · ゲートウェイ 1 本部ビューのために、店舗側へ足す機器はありません 本部ビュー(12 店舗) 3 要対応 6 注意 3 正常 E 店 — 整備ピットが危険域(WBGT 31.6)本日 6 時間 20 分が法令目安を超過。換気の工事が先 H 店 — 契約電力 90 kW を 33.5 kW 超過急速充電 2 台が同時に動いた。制御を入れれば工事は不要 C 店 — 入口カウンターが 11:10 から通信なし来店数が取れていない。数字が「良い」のではなく「無い」

① 12 店舗。本部に上がってくるのは月次の集計だけで、いま何が起きているかは臨店したときにしか分からない

現場のイメージ(図)— 12 店舗の状態が、本部の 1 画面に集まるまで

本部の困りごと

店舗運営部・エリアマネージャーからよく伺う 3 つ
01

店舗から上がる数字が、同じ土俵にない

来場の数え方も、来場カードの記入率も店舗ごとに違います。本部に届く数字の分母がそろっていないので、良い店の何が良いのかが分からず、横展開のしようがありません。

この画面で分かること入口のカウンターで全店が同じ定義になります。接客率と初動(声かけまでの時間)を、12 店舗で並べて比べられます。
02

サービス工場の暑さは、臨店したときしか分からない

熱中症の対策義務は全店にかかります(2025 年 6 月改正 労働安全衛生規則)。ところが、どの店が何時間その条件に入っているかを本部が持っていません。換気の工事をどの店から入れるかも、声の大きさで決まってしまいます。

この画面で分かること全店の「法令目安を超えた時間」を 1 本の棒で比べられます。飛び抜けた店舗が、そのまま工事の行き先になります。
03

充電器の増設要望に、本部で答えられない

店舗からは「急速充電器を増やしたい」と上がってきますが、受電が足りるかは店舗ごとに違います。1 店ずつ電気工事店に見てもらうしかなく、判断が止まります。

この画面で分かること全店の最大デマンドと契約電力の差。工事が要る店と、運用の制御だけで足りる店を分けられます。

ダッシュボード

12 店舗(4 エリア)を 1 画面に
カーディーラー 12 店舗の本部ビューのダッシュボード1 日の動き ダッシュボードを開く

仮想の現場: 新車ディーラー 12 店舗(首都圏 4 / 関西 3 / 中部 3 / 九州 2)。契約電力 60〜125 kW、整備ベイ 3〜6、営業 3〜6 人。1 店舗あたりセンサー 18 台。9/24(木)の 1 日を再生します。値は想定値で、開くたびに同じ画面です。

  • 全店サマリー: 要対応 / 注意 / 正常の店舗数、全店の接客率と初動、法令目安を超えた時間の合計、契約電力の余裕が 10 kW を切っている店舗
  • 店舗一覧: 要対応から順に並び、ピットの WBGT・超過時間・接客率・初動・最大デマンド・余裕・通信を 1 行で比較
  • エリア別の集計と、法令目安を超えた時間・接客率での 12 店舗比較
  • 対応キュー(理由・次の一手)と、店舗名つきの全店アラート

ダッシュボードを開く 1 店舗の画面を見る

解説のないダッシュボードだけの画面で開きます。上部の「解説に戻る」でこのページに戻れます。

4 つの画面の使い分け

見たい粒度が違うので分けています

同じ 1 日(9/24)の同じデータを見ています。A 店は本部ビューと 1 店舗の画面の両方に出てくるので、本部で見つけた店舗をそのまま掘れます。

多拠点で増えるもの・増えないもの

1 店舗の構成に何を足すか
項目目安補足
機器店舗数に比例1 店舗あたりの構成は サービス工場・ショールーム・電力の 3 ページと同じです。本部ビューのために店舗側へ足す機器はありません
CT の工事店舗ごとに 1 回分電盤内の作業になるため電気工事士が行います。1 店舗あたり半日です。配線の切断も停電も要りません
クラウド増設なし同じクラウドに店舗を足していきます。1 分周期・1 店舗 18 台なら、店舗数が 2 桁のうちは構成を変える必要はありません
画面20 店舗までは 1 画面それ以上はエリア別に分け、要対応の店舗だけを集めた画面を加えます
通知の宛先店舗 / エリア / 本部店舗にはチャット、エリアマネージャーには担当店舗ぶんだけ、本部には要対応と通信の異常だけ。同じ事象を 3 回鳴らさないよう条件を分けます
見え始めるまで設置当日ピットの WBGT、来店数、主幹と系統の kW
1 週間店舗ごとの平常(来店のピーク、デマンドの出る時間帯)。ここが出るまで店舗間の比較はできません
2〜4 週間暑さの差が設備の差か運用の差かを切り分けられます。換気の工事と充電器の増設は、この比較から決めます
省エネ法拠点別に集計複数店舗の合計が原油換算 1,500 kL/年 を超えると特定事業者になり、定期報告の義務が生じます。拠点別の電力量をこの形で持っておくと、そのまま報告の下敷きになります
はじめ方3 店舗から規模と契約電力が違う 3 店舗で始めると、しきい値と通知の宛先を現場に合わせて決められます

ゲートウェイの台数は電波状況で変わります。建物の構造・階数・距離によっては複数台になる場合があるため、必要な台数は、Step 2 でセンサーを設置するときに電波を測って確定します。

御社の店舗でも同じ画面を

店舗数とエリアの分け方、整備ベイの数と契約電力を教えていただければ、本部ビューの構成案と、まず入れる 3 店舗の選び方をお出しします。

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